代表者から

ikesyatop

私は物心ついた頃から、建築現場で遊んでいました。
要らない木片を、棟梁であった父親からもらい、車やロボットに見立てて遊んだり、おがくずや鉋(かんな)で削った木屑の中に飛び込んだりして過ごしていました。
ある時、作業場で父のお弟子さんから、「かなずち」を借り、大工の真似事をしていた時、釘が足に刺さってしまい、大騒ぎをしたこともありました(笑)
そんな幼少期を過ごしていたため、「建築」は私の生活の一部となり、「建築」と共に歩んできた人生でした。

大学時代も建築づけの毎日で、「日本大学理工学部建築学科」で建築の基本から設計デザインなどを学びました。
ここは建築学科だけの卒業者数だけでも397名よいう超マンモス校で、最後の卒業制作のとき「桜建賞」という1位を選ぶ10人の候補者リストまで選ばれました。
残念ながらその時は1位にはなりませんでしたが、その時に審査員をされていた現代建築界の巨匠・構造家の斎藤公男氏より「頑張ってください」との励みのお言葉を頂きました。

(その時、描いた設計デザイン案です)
sagassa

卒業した後も東京の設計デザインで働き、雑巾がけの日々から始まり、数年後には大きな公共物の設計を任されるようになりました。
その後、長崎に帰ってきて、改めて先代が長年にわたって築き、守りつづけ、信頼を得てきた建設を見て驚きました.
合理化が図られ、分業があたりまえの建築業界において、全て、現場監理を自社で行い、柱1本1本を自社工場で加工していたのです。
当初は非効率なのではないかと思っていましたが、「いい家」を建てる為には、効率よりも、「自分たちの手で、設計にも施工にも責任をもって家づくりをする」という事が重要なんだと思いました。
この時、私が東京で培ってっきた膨大なデザイン力に先代から培ってきた施工力をたしたら、本当にいいものが出来るんだと確信をしました。
今でも、設計や工事を丸投げせず、自社で責任を持って全ての家づくりをするスタイルはこの時からです。

真っ白な紙の中に、お客様が描いておられる夢をスケッチし、図面にし、模型を作り、工事に入る前にシュミレーションを重ね、形にしていく。
そしてその形になったものを、工事に入ると、棟梁を始めとして職人が匠の技で具現化していく。
最後は1棟1棟違った表情をもった家が完成し、感動します。

 

長崎の新築一戸建て注文住宅『池下建設』
代表取締役 池下浩一

 

更新日時 
2015年3月27日
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